ピーちゃんが逃げた
2009・7・6
7月5日(日)は学会があって夜帰宅した。
直ぐ告げられた事に大ショック!
ピーちゃんが、餌鉢を引っくり返して大きな音がし、
その音に驚いたご本人、パニックとなって、
居間から主人のベッドルームを通り越し、更にベランダの手摺を越えて
姿を消したと言う。
捜したが見つからなかったらしい。
外は既に真っ暗、何も見えない。
諦めるしかなかった。
ピーちゃんは余り飛翔が得意ではない。
居間の中を2~3メートル飛ぶのが精一杯だ、
それもゼイゼイ言いながら。
飛んで逃げるなど考えもしなかったので、
ドアというドアは常に開けっ放しだった。
逃げるなど有り得ないと高を括っていた。
だが、ピーちゃんは自分で立てた大きな音にビックリし、
逃げ出した。
思いっきり羽ばたいたのだろう。
しかし、恐らく三階のベランダ越しに、飛翔と言うより落ちるに近かったに違いない。
まんじりともしない長い夜が明け、
野鳥の声が聞こえ始めた。
早朝、4時近かった。
雀のさえずりが聞こえた。
ベランダに出て裏庭をじっと観察した。
飛べないピーちゃんが遠くまで飛んで行ってしまうとは考えにくい。
繁みに隠れていたくれたら、野良猫が近くに居ないでくれたら、と願って。
一縷の望みを抱いて眼下の裏庭をじっと見下ろした。
6時になった。冷たい雨がシトシトと降り出した。
生きているなら、さぞ寒かろうなと涙した。
依然姿は見えない。
諦めてベッドに入った。
ほぼその瞬間だった、「ピッ、ピッ」と二言鳥の鳴き声がした。
雀ではない、尾長でもない、聞き慣れたピーちゃんの声だ、間違いない。
ベッドを飛び出し、ベランダの手摺から身を乗り出した。
居た!!ピーちゃんが砂利一面の地面を歩いているではないか。
黒い砂利をバックにピーちゃんの青い体がハッキリと見えた。
素っ飛んで行った。
両手に包んで家に戻った。
これを奇跡と言わず、何が奇跡であろうか。
東京成徳大学
吉江正雄教授
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犬救済のボランティア活動をされている
ブログ"だら~だらぁの日々"のじゅんこさんからのご紹介で
御高齢のお母様のいらっしゃる先生宅に当家からこの末っ子雛ピーちゃんが里子に行きました。
それにしても御報告を下さった英文学の翻訳もされてらっしゃる先生の引き込まれるほどの素晴らしい文字運び・・奇跡の生還まではらはらでした
よかった~
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