激暑の中で救われた!
| 固定リンク
| コメント (2)
| トラックバック (0)
伏す目の前を
チラシが木の葉を舞い上げ飛んでいく。
ふいごのように
なま暖かい風が呼吸を押さえ
淡く瞳に焼きついた脳裏のレンゲ畑に
大波小波をおこす
ひと年まったく忘れていた荒れる春を
記憶という舞台に戻させ
遅れやがてくるであろう、斜め雨に
急ぎ足はどことなく、ぎこちなく
確実に春だと、音を立てて追いすがる
寒空カーテンを一時 めくりあけつつ
次なる役者を体の芯で感じとる
春は幕開き
出会いの嵐
| 固定リンク
| コメント (6)
| トラックバック (0)
きっと、このバラは遅くに鮮やかに咲くはずと
・
・
・
・
・
郷愁を呼ぶ晩秋の景色、黄金の並木道にたたずむ
・
訳あって相手に
とても悲しい思いを
させている自分が
ひどくイヤで
全てが嫌いで、
すさんだ時は
すがる先を求めるも
そこには無く
それでも
・
許してくれる人がいるという一人よがりは
きっと叶えるまでと甘えるつづずける自分は
そこに立ちすくみ一人ずっと歌謡曲を聞いている
たとえ、古い~と馬鹿にされようとも
そこではクラシックとかジャズとかロックの洋曲ではない
ハスキーな桂と、澄んだテレサの声が耳に流れてゆく
ともに日本人じゃないのに歌う心は日本人以上だから?
・・・
詫びながら、償うためにもひ弱だが確実に再起の力を込め
決して修復のはずも無いが心の古傷へのエッセンシャルとし
時として心に長居するこの 悲しみの訪問者にも
この刻を、決して無駄ではないと
ただ願いを込め祈るがごとくと、わからぬ言葉で
いまは病んだ心に、この歌を塗り込み続けるしぐさ
・・
きっと、このバラは遅くに鮮やかに咲くはずと
・
・
| 固定リンク
| コメント (4)
| トラックバック (0)
・
ひとりっきりの かくれんぼ
・
誰と約束したわけでもないけど
あなたに探してもらえるのを ・ ・ ・ 待つ
かくれんぼ
息はひそめきって ずーっと
きっとみつけて 驚いてくれるのを
したすらじっと しんぼうという
蔭に隠れ
・
それもあろうはずなきことを脳裏に描き
ただの 甘えに夢見
探してもらえるようにと
少し動いては迷彩に浮び また隠れる
今はもう、目一杯に疲れ
夕闇の見つけてもらうまでの空しい時間を
無理な姿勢に費やしたようだと
また吐くものもなく反吐をする
明日は本当にあるの・・・
あ・な・た 本当にいるの
・
| 固定リンク
| コメント (4)
| トラックバック (0)
//
/
/
・
シルク光沢に
綾取りの糸は
あなたの色に染め貫かれ
だ・け・ネ と約束の その指と
唇からは
優しく 曳いて 絡めてとってくださいね・・
と
・
今はここに無き あなたに
思い通りの色糸を
やっと染めることができました
悔いという小枝一本ごとに
心地よき風になびかせて
柔らかに絞り しっかと結び上げて
あなただけに と
ずううっと忘れませぬ と
/
染め糸に
紡まれて
・
・
是非 文字上を
クリックし拡大で
ご覧ください
/
糸を持ったいろいろな素敵な字があります。その一部を
星屑のデザイン漢字【糸偏1】から案内させていただきました。
クリック
他の詩 春の雨に
・
| 固定リンク
| コメント (3)
| トラックバック (0)
最近のコメント